京都の自転車専門店。
皆さんの自転車ライフをサポートいたします。

~通学自転車の選び方~スポーツ編

2025.03.10
  • アシスト&サイクル 轍
  • スタッフブログ
  • 商品紹介

・大学生の自転車選び(轍編)

アシスト&サイクル轍では春にほんとに多くの新大学生の方々にご来店いただきますが、お話を聞いているとほとんどが他府県からいらっしゃった一人暮らし予定の方が多いです。

一人暮らし、楽しみですね。

僕は大学生まで実家に居たので一人暮らしは社会人になってからですが、学生時代はほぼほぼ友達の下宿先に入り浸ってたので全然実家には帰ってなかったです。笑

 

本題。

*FUJI* VAPAH
*FUJI* DECLARATION

自分もそうでしたが、学生の日常の足としてはやはり自転車をお選びになる方が多いです。新生活を始める上での初期投資の一部としてお選びいただくのでもちろん4年間その1台で学校行って、バイト行ってをするものになります。

昨今何でもそうですが、自転車の価格も材料費の高騰により世間の波風を受けてしまっております。

そんな事情もご納得いただく事が難しく感じているのも事実でありますが結局自転車が最適解だということも事実です。

 

では、いっぱいあるけどどんな自転車がいいのか?

スポーツ車?ママチャリ?電動自転車?

 

今回は中から”スポーツ車”にフォーカス。

スポーツ車といっても色々あります。10年前には存在すらしなかった規格が今では”当たり前”になってしまうぐらい自転車の進化速度は早いです。

細かいことまで話すと長くなりすぎるので今回は一つ題材を決めて、

 

「ギア付きor NOTギア付き(シングルスピード)」

 

でお話をできればと。

 

ギア付きを買うのが正解?当たり前?決してそんなことはないです。

イメージとしてスポーツ車=ギアが沢山ついた細いタイヤの自転車。ですよね。

ここも前述の通り進化済み。ギアの段数自体は増えていってますが一昔前とは考え方が大きく変わっています。タイヤも然りで、競技シーンにおいても”どこまで太くできるか”という考え方にいつしかすり替わっています。

ギアの話に戻りまして、

学生のスポンサーは大体親御さんですよね。

ギア付きの自転車を買うにはもちろん「ギア代」がかかっています。

すかさずここで”シングルスピード”という選択肢を!キラーパス!!

ズパァァアン…‼‼

『…え、でもしんどいんでしょ?』

「ウッ‼…。グハァ…‼。 」(ヘッ…。なんてな。読んでいたぜその玉…。)

『(…?)』

 

皆さん口を揃えて仰るそのスポーツ車のイメージからギアが1枚しか無いなんて「嘘だぁ…」となる方が正直ほとんどでしょう。

何を隠そう学生の頃自分もそうでした。

 

ある程度良いお値段のする自転車、そりゃ、失敗はしたくないですもの。お気持ちはとても分かります。

 

しかしそれでも声を大にしてお伝えしたいのは、

 

“シングルスピード”は、正直あなたの想像以上に”走しること”。

と、

”壊れにくい”こと。

”シングルスピード”とは。

そもそも、自転車の起源から言えばギア付きの自転車は後から出てきた物。ギア付きの自転車が作られたのはそれを必要とした人が居たから。では必要とした人達とはどんな人なんでしょう。

歩くのもしんどい坂を登り、県を横断するような距離を走り、自分以外にも荷物を自転車に持たせる必要があった人達です。

あなたはその人達のようにギアが必要な使い方をするでしょうか。ほとんどの学生さんはそうではないでしょう。

それに、

どんな自転車でも当然登頂不可能な坂はあります。

けどそのような坂はあなたの想像するよりはるかに傾斜しているでしょうし、そんな坂は日本の生活圏内の中で正直あまりないですよね。

 

ママチャリにもギア無しってあるじゃないですか。

ママチャリのシングルスピードはさらに生活圏内を絞った用途限定の自転車なのでそのイメージは”NOTイコール”となります。

 

クロスバイクやロードバイクに乗ったことある方はわかると思いますが、「街中でだいたいいつもこのギア使うな~」、「このギア段数が一番漕ぎやすいな~」ってギアあるじゃないですか?あれをほんとそれだけ装備したって感じです。

だからもちろんスポーツ車としての速さは当たり前に持ち合わせているうえでの ”機能” を必要最低限に落とし込んだのがシングルスピードです。

 

※イメージ図

こんな感じでママチャリは5km以上の移動はしんどいですがお買い物は最強。
ギア付き(※ロードバイク等)は逆に20km以上の長距離は得意だけど近場の移動には使いにくいし、色々気を遣う。
シングルスピードは生活圏の大半をカバーできます。
あれ…山もちょっと入ってない…?)
”壊れにくい”というのは、ついていないものが壊れないのは当たり前ですよね。
余分なスプロケット(後ろにいっぱいついている銀色の歯車)、ディレーラー(変速機本体)、ワイヤー(変速機を動かすもの)、シフター(ワイヤーを動かすもの)、この全ての壊れるリスクを最初に「ゼロ」にしておけるのは学生さんにとって大きなメリットだと思います。
(僕も学生時代に出会いたかった…)

「いや、それでも…」

と、新生活で沢山必要なお金の一部を注ぎ込みギアを装備しました。

 

登れなかった坂はある程度登れるようになりました。

 

しかし、前述した通りそんな坂は生活圏内にあまりなく、自転車に乗ってる間のほんの数分で別に歩ける距離だったのでまぁ無くてもよかった?

しまいには、

「駐輪場に停めてたら倒されてて、なんかギアから変な音がする!」

 

「分かんないけど乗れるっしょ。」「バコンッ!」

 

転倒したことで曲がっていたディレーラー(変速機本体)が車輪に巻き込まれ、修理費用1万数千円です。

 

倒れる理由として主な要因は”スタンド”。

(このお話はまた今度にでも。)

 

自転車店はギア付きの自転車を買ってもらった方が儲かる理由がコレです。正直まじで多いですコレ。

 

それを何回も繰り返して繰り返して結局馬鹿みたいな金額の自転車に乗っているのに後から気付いても「親から買ってもらったし…」と後ろめたさから乗り換えるなんてことは考えないようにする。

 

最初からシングルスピードでよかったのかもしれませんね。

 

シングルスピードだと、タイヤとか消耗品ぐらいで後々我々が手を施す事がほぼ無いことは生業上小声になってしまいますが包み隠さず。

 

僕らは最初に色々紹介する中にシングルスピードをお話の中にヒョイっと入れます。

そんな隠し味にビビッと来た方は是非シェフを呼んでください(?)

 

(長くなってオチが分からなくなっちゃった…)

 

全員が当てはまるような話ではもちろんないです。

それぞれにあった皆様の最適解の一つとして参考にしていただければと思います。

ちなみに膝に爆弾つきの僕の日々の足としての自転車は8年間、シングルスピードです😏

おしまい。

タニグチでした✍️

*********************

■アシスト&サイクル轍
京都府京都市北区紫野上鳥田町21

TEL:075-493-9292

10:00~19:00(木・定休)

※3/20、3/27、4/3(木)←臨時営業決定!!

☟Instagramはロゴをクリック☟

*お得情報掲載中‼*

LATEST最新の記事

CONTACT

お問い合わせ

製品についての質問や修理・メンテナンス、ご購入など、
お気軽にお問合せください!