‟NISEMONO”にご用心…|SHIMANOと書かれた模倣品⁉を徹底解剖!|京都の自転車店【アシスト&サイクル轍】
- アシスト&サイクル 轍
自転車関連部品や釣り具の製造業で世界的に有名なSHIMANO。
正直、自転車や釣り具に興味がない方でも1度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
今日はそんな日本が誇る老舗メーカーの模倣品。
いわゆる”ニセモノ” ”FAKE” ”コピー品”
と思われるものを注意喚起としてご紹介します!
まず、今回のことの発端ですが、当店にお持ち込みいただいた自転車のチェーン交換を行っていた時に違和感を感じよくよく聞いてみたところ、
「ご友人にディレーラー周りを交換してもらった。」とのことでした。
ついていたのがシマノの「ALTUS」というコンポーネントです。
「ALTUS」はシマノの所謂、「普及グレード品」。
自転車店で働いていれば毎日のように見ますし、様々な完成車に標準搭載されている親の顔よりも見たコンポーネントのひとつです。
ある程度知識があれば、値段も比較的お手頃だからこそあえて疑ってかかるような代物ではない。とたかをくくってしまいます。

では、問題です!
Q:「どっちが本物でしょう?🤔」
・
・
・

正解は、左のALTUSでした!
まじでパッと見、、、一緒!!!!!!(笑)
これは最初から疑ってかからないと見抜けないと思います。
と自分もまんまと騙された側として、同じ過ちを繰り返さない為にもじっくり観察し似て非なる部分を見つけてきましたので、一緒に見ていきましょう!という今日はそういった注意喚起のブログです!
①取り付けボルトのシーリング処理?の違い。

正面から見える部分としてはまず、ディレーラーをフレームエンドに組み付けるときに使用するボルト部分。
ここの縁、恐らく防水の為かなと思いますが、左の正規品はボルトの外側を囲うようにゴムのリングがはめてあるのに対し、ニセモノにはありません。
あきらかに、物作りのレベルの差が出ています。
②ボルト上あたりの継ぎ目

ここでも作り込みの甘さがうかがえます。
強い力でチェーンを動かす支点になる部分にこんな継ぎ目があったら変速時に「ボリっ…」といきそう。
もちろんなんの耐久テストもしてないでしょう。
怖い~😱
③プレート裏の色が違う

急にわかりやすいのキター!!w
ほんと形だけコピーして金属板にデザイン写して「バンッ!」って切っただけって感じですね。
今回は明らかに色が違うので分かりましたけど、黒に塗られたらこれまたパっと見はスルーしちゃいそうだな~…。
探せば黒バージョンも簡単に出てきそう。
④アジャストボルト付近の形状


ニセモノは正規品のような枠?がなくて、ボテっとしてます、、
正規品はだから何がいいのかとかは言えないし、ニセモノもたぶん機能はしてるんだろうけど。
安っぽい。それ以上もそれ以下でもって感じ。
⑤リベット形状


形が違う。
以上。
⑥プーリー刻印の文字


正規品に対して、少し縦長のフォントになっていました。
まさか刻印までしてくるとは…プーリーの形状も結構似てる。
ここまでやるなら③のプレートの色ぐらい塗れよ!
と思いますが、恐らく、プーリーだけ大量に作る別業者がいるのでしょう。
⑦品番刻印部分の製造国表記


自己紹介ありがとうございまーーす!!(笑)
ニセモノには「CHINA」の文字が。
一丁前に、自信・誇りの類は持ってらっしゃるようです。
正規品は「INDONESIA」製なのでお見知りおきください。
自転車パーツに限らず、近年インドネシア産の品質が上がってきていると聞いてます。
2023年にはインドネシアは人口数に関しても中国を抜き1位になったらしいですし、今後の製造業の覇権を握る国になっていくんですかね!?🤔
⑧動かない。


致命的で決定的。
側だけ真似られても、見えない技術力に完敗の”NISEMONO”。
ゲージが短いのか?色々試してみたんですが、チェーンの長さが合わない、というよりなぜか合わせられない。
これはこれで不思議…。
色々試したんですけど、このせいで最初気づかずチェーン1本無駄にしてしまいましたが勉強代ということに…
・
・
・
さて、見える部分の違いをあげられるだけ載せてみたんですが、現行品とは明らかに違うけど、実際にこれが偽物なのか、はたまた「昔に中国工場で作ってた頃のだよ」とか、今度シマノさんに聞いてみようと思います。
(追加情報あればこちらに記載します!)
ちなみに今回はRDでしたが、特に多く偽物が出回っているのは「クリート」だそうです。
確かに、樹脂部分が大多数なのでコピー難易度は低そう…。
そんなんでレース出て落車して4亡とか笑えない…。
店舗で買ったのに偽物掴まされた!ってことは日本だとほぼないでしょうが、ネットで妙に割引かかってて安売りされてるとかはほぼ偽物だと思います。
かなり古い規格のコンポですら、割引は知る限りほとんどやられないので。
今回は裸で持ち込みだったので使えませんでしたが、ニセモノ判別専用のアプリも作られてるみたいです。
パッケージに独自技術によるラベルを張り付けているらしく、
「弊社の二次元コードには、特殊な技術で作成した一点一点異なるシリアル番号を埋め込んでおり、同一番号をもつラベルは存在しません。」
とのこと。
こちらも併せて使用していただくのおすすめします!